★北海道に旅することになったので、北海道の俳人たちの句が知りたくなって「北海道俳句協会」のHPを開いてみた。この団体で賞を受けた方の作品が載っていたので紹介します。少し北の大地のにおいがします。わたしも初夏の道北で句作に励むつもりですが???
第28回鮫島賞 受賞作品 句集「青 韻」久保田哲子
「青 韻」抄
流氷の去ってかがやく畳かな
囀りや水のあふるる洗面器
桃の花象の眼は皺の中
馬の名は嵐と言へり水の秋
樏や蛇のねむりを踏むやうに
第41回北海道俳句協会賞
「時刻表」抄 小林布佐子
水底のまりも触れ合ふ良夜かな
冬の駅画鋲で止める時刻表
片仮名の古地図の地名雪蛍
「蜩 に」抄 森 早和世
箸一膳洗ひに立てり夜の秋
十二色つかひ尽くして大花野
ゆるがせにならぬ一言いわし雲
「野 分」抄 石川美智子
声という声がまんまる水芭蕉
非常口たしかめ背高泡立草
鳥渡る糊効いているオブラート
第28回鮫島賞 受賞作品 句集「青 韻」久保田哲子
「青 韻」抄
流氷の去ってかがやく畳かな
囀りや水のあふるる洗面器
桃の花象の眼は皺の中
馬の名は嵐と言へり水の秋
樏や蛇のねむりを踏むやうに
第41回北海道俳句協会賞
「時刻表」抄 小林布佐子
水底のまりも触れ合ふ良夜かな
冬の駅画鋲で止める時刻表
片仮名の古地図の地名雪蛍
「蜩 に」抄 森 早和世
箸一膳洗ひに立てり夜の秋
十二色つかひ尽くして大花野
ゆるがせにならぬ一言いわし雲
「野 分」抄 石川美智子
声という声がまんまる水芭蕉
非常口たしかめ背高泡立草
鳥渡る糊効いているオブラート