ようやく冬らしい気圧配置を見せて、今年も終わろうとしています。
政局に新しい機運を期待したものの、歯がゆいばかり、すべて来年待ちの様子です。
我が荻原カルチャーは、回を追うごとに新鮮。丁寧な指導に向上をつづけています。
「初めての短歌」として開設されて、まる2年、毎回出される漢字一文字を読み込むのも
楽しみです。
先回の報告以後の先生のお作。
「大」
・ 悲しい音も大きな音もうつくしい音も正午に消えて秋澄む
「小」
・ 川がささやき樹がつぶやいて母よりも小さな人であった秋の日
「固」
・ 固くなったふたりの闇も解かされてゆく木犀のひろがるなかに
「鈍」
・ 秋の終りの鈍いひざしに撫でられた手摺のやうにさびしく温む
「寒」
・ 寒さしかもよりにもよつてあなたからこの夜に溢れつづける寒さ
「痛」
・ 体温計を振れば冬めく手首にすこし痛み残れば冬深みゆく
「快」
・ わたしはやはりわたしであつても冬天を快さからはなれて歩く
政局に新しい機運を期待したものの、歯がゆいばかり、すべて来年待ちの様子です。
我が荻原カルチャーは、回を追うごとに新鮮。丁寧な指導に向上をつづけています。
「初めての短歌」として開設されて、まる2年、毎回出される漢字一文字を読み込むのも
楽しみです。
先回の報告以後の先生のお作。
「大」
・ 悲しい音も大きな音もうつくしい音も正午に消えて秋澄む
「小」
・ 川がささやき樹がつぶやいて母よりも小さな人であった秋の日
「固」
・ 固くなったふたりの闇も解かされてゆく木犀のひろがるなかに
「鈍」
・ 秋の終りの鈍いひざしに撫でられた手摺のやうにさびしく温む
「寒」
・ 寒さしかもよりにもよつてあなたからこの夜に溢れつづける寒さ
「痛」
・ 体温計を振れば冬めく手首にすこし痛み残れば冬深みゆく
「快」
・ わたしはやはりわたしであつても冬天を快さからはなれて歩く