575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

荻原俳句教室より    遅足

2009年12月30日 | Weblog
最後の宿題は「初雪」

  来世より初雪夜の曲り角  遅足

先生のコメントです。
来世より、という表現は時折、見かけるもの。
こちらからあの世へは繋がるが、
来世からこちらへは余り繋がっていないので、
普通は難しいが、この句の場合は表現として成り立っている。
これが過去から降ってくるとすると、在り来たりな感じになる。

初雪、という表現が、少しひっかかる。
なぜ初雪なのか?
ただ雪が降る、としたほうが良い。

  来世より雪降る夜の曲り角

曲り角、という表現も、比喩としていろいろに読める。

    

荻原先生、ありがとうございました。

先生をはじめ、皆さんには、今年、いろいろお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。


   
コメント
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