575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

触らぬ神さま   鳥野

2009年12月15日 | Weblog
俳句や短歌を始めようとする時、表記は「旧仮名にしますか、新仮名でいきますか」と尋ねられます。

どちらかを選択して決めねばならず、時と場合によってどちらでも、というわけにはいかないようです。

結句の”ゐる、をる、らむ”などの座りのよさ。短詩型はやっぱり旧仮名に限るよね、なんて気軽に選ぶと大変。

うろ覚えや当てずっぽうでは間違いだらけ。用言の活用となると手に負えません。

仮名文字を使おうとすれば、辞書と首っきりという破目に。

折るはヲる、織るはオる、口はコウ、甲はカフ、光はクワウ、劫はコフ・・・。

従って、触らぬ神に祟りなし。と、ワタシめは、「新仮名遣い」とゆう次第です。

 ・ 夜な夜なに幼怯えさすクワイジンよ訪いこよ吾を赤い花掲げ

                        鳥野
コメント (1)
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