575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

猫との共寝   鳥野

2009年12月01日 | Weblog
80歳と21歳、そして20歳の長寿家族。
一人と2匹のそれぞれが、順調に老化を受け入れて仲のいい毎日です。

ぼつぼつ最終章に入ったらしく、大方は寄り添っているのが微笑ましい。

とりわけ、夜のベッドは押し合い圧し合いの重ね餅。大枚をはたいて買った健康枕は弟君の専用、そこへ姉貴が割り込んで、悶着が起きればワタシの出番です。
夜行性の彼らに付き合い、寝不足続きは楽ではありません。

最近、彼を保護した直後に書き始めた日記風メモが出てきました。
何しろ、目も開いていない190グラム。まるで、不細工な鼠のアカチャン。
山あり谷ありの人工保育を獣医師の指導で乗り越えました。

折り合いの悪かった姉貴ともやがて馴染み、あどけなく、たのしい日々になりました。

夫曰く「ひとつ家に人類以外と一緒の暮らしていると、教えられることが多いね」と。

 ・ 少年の面影残る猫と寝つつ空耳に聞く遠き鈴の音

                     鳥野
コメント
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