575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

マナズルの越冬地が北へ?    遅足

2009年12月28日 | Weblog
朝鮮日報にこんな記事が載っていました。

マナヅルが、以前と比べ韓国により多く滞在していることが分かった。
冬の渡り鳥であるマナヅルは、越冬するため江原道鉄原地域を経て、
日本に渡るが、鉄原の冬の気候が以前より暖かくなったため、
鉄原に残って越冬するケースが増えている。

代わりにマナヅルの主要越冬地である日本の鹿児島県出水地域で
観察された個体数は以前より減少していることが分かった。
生物資源館が日本側と共同調査した結果、
今月19日出水で観察されたマナヅルは計2155羽で、
2007年(2728羽)より573羽減少した。
先月14日の観察結果も2007年(537羽)に比べ187羽減の350羽だった。

生物資源館は「最近は、鉄原地域の降雪量が以前より減少したうえ、
冬期の最低気温も上昇し、マナヅルが餌を探しやすくなったため」と説明した。

   

今年は寒いから、日本へ渡ってくる数も
そんなに減っていないかも知れませんね。
生きものは気候の変化に敏感ですね。

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炬燵碁や長考風に眼を閉じる    朱露

2009年12月28日 | Weblog

        炬燵の上に碁盤を置いて一人で打つ。
        棋譜は河野九段と金八段の天元戦だ。
        ものの十分打ってじっと長考に入る。
        客も電話もないので延々と考え込む。

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牡蠣         愚足

2009年12月28日 | Weblog
牡蠣の美味くなる季節である。
牡蠣は日本的なものと思い込んでいたらまったく違っていた。
牡蠣は古代より世界各地で食べられていて、古代ローマの皇帝は、はるばる遠くから雪で冷蔵して運ばせ食べていたという。またヨーロッパでは紀元前一世紀頃からカキの養殖が始まっていたという。 まあ日本でも古事記に牡蠣のきさいがあるそうだからどこの国の人もカキの美味さはよく知っていたのであろう。
 牡蠣はフライや鍋もいいが何といっても、殻付きの生ガキをレモンしたたらせ食べるのが最高である。さてこの冬此の贅沢が何回できるか楽しみである。

  だまり食ふひとりの夕餉牡蠣をあまさず  加藤楸邨
  冷たさをもて滑らかに酢牡蠣かな     松根東洋城
  牡蠣鍋の葱の切っ先そろひけり      水原秋桜子
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