575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬草や・・・  鳥野

2009年12月29日 | Weblog
道端の草生、一面の枯れ色の中に、生き生きと息づいている一むれを見ることがあります。

雑草という植物はないと、やんごと無きお方が仰せられていましたが、ワタシはとんと疎くその草の名を知りません。

そこで、有名な「夏草」に対して、これがあってもいいだろうと、勝手にきめて「冬草」。

ところが、歳時記にも堂々と載っていて、本格派の季語でした。

 ・ 冬草のひと株かぜに耐えており珠なす天道虫すがりつかせて

                          鳥野
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ロワール・シュノンソー城のシクラメン

2009年12月29日 | Weblog
シクラメン:日本では冬場の鉢花として
定番中の定番ですが、思いがけないところで
この花が群生していました。
頃は晩秋、場所はフランス・ロワール地方、
女城主の所有権争いで有名なシュノンソー城。
その城の前庭の林床に一面のシクラメン。
わざわざ植えた様子ではなく、かなり小ぶり。
もしかして、野生種か?
まったく人がいない明るい落葉樹の林、
その林床一面に咲き乱れるシクラメン。
偶然に出会った至福の瞬間でした。

シクラメンひとり暮らしの窓辺かな 能登
コメント (1)
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