575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

泣き虫の泣き出すまでの冬の空   遅足

2009年12月10日 | Weblog
船団の星野早苗ドクターの診断です。

この子は、空を見上げてから、泣き出したのでしょう。
勢いよく駆けてきて、転んで、あ、泣くぞ、と思ったら、
泣かないで空を見て、こちらと目があった瞬間泣き出した、
そんな様子を想像しました。

  

ありがとうございます。

私は子どものころから泣き虫だったそうです。
薬缶の下に敷く丸い木の皿のようなものがありますが、
あれを、グルグルと回して、ゴロンと転がる。
それを見ていて泣き出すくらいの泣き虫だったとか。

そんな泣き虫が、じっと泣くのをコラエテいる。
そんな自画像でしょうか。

    


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こども川柳    麗

2009年12月10日 | Weblog
昨日の毎日新聞の夕刊に浜松の小学6年生の江間千華さんが
夏休みに作ってきたという川柳が紹介されていました。

一年生からずっと続けているそうで

1年  あさがおとせいくらべするラジオ体そう
2年  ひまわりとないしょばなしの夕すずみ
3年  夏休みセミのチャイムで始まりだ
4年  セミたちのコーラス受けてすずむしのソロ
5年  昨年まで見上げた祖母と目を合わす
6年  水たまりさけて並ぶよラジオ体操

どうですか。この成長ぶり!
こども店長ならぬこども川柳のみずみずしい感受性。
川柳というよりしっかり俳句になっています。
使える漢字も年々増え、夏の成長が1年毎に確実に感じられます。
私たちの句会でも同じ兼題で6年続けてもこのようにはいきませんよね。
「その季語はもうやった」と排除するのではなく
ひとつの季語で作り続けるのも年齢とともに
変化があって面白いかもしれません。

今年の忘年句会のお題は「年惜しむ」。こども川柳に負けないように
がんばりましょう。


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山裾をぐるりと一里冬の空   朱露

2009年12月10日 | Weblog

    上空から見たら馬蹄形になる多米地帯。
    馬蹄の山裾に人が住み中は田圃である。
    何とバスは馬蹄の中には入って来ない。
    採算が絡むのだろう忽ち世知辛い話だ。

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