11月句会、13人の句が集まりました。
なかなか力作ぞろいです。
題詠「神無月」
①神無月彼旅立ちて幾星霜
②さくさくと参道を行く神無月
③神々よ疾く来よ未知の苦祈りもて
④顔の無きマネキン並ぶ神無月
⑤鳥居より一礼のみの神の留守
⑥神在月(カミアリヅキ)しじみ選り分く(エリワク)猫背かな
⑦数千人見つからぬまま神無月
⑧金粉の裸身の舞踏神の留守
⑨落日の会議は踊る神の留守
⑩原発の賛否議論や神の留守
⑪突き詰めてみれば一日や神の旅
⑫同窓の友それぞれに神無月
⑬待ち人は未だ来たらず神無月
自由題
①野仏や花野につづく塩の道
②柿紅葉見目良き一葉吾子の手に
③ページ繰る指に血の色石榴食む
④みちのくの喪やねんごろに鳥渡る
⑤縄文の月球体にして真(まこと)
⑥七五三父と子と孫生き残り
⑦削るごと匂い立つ香の五七五
⑧晩秋の夕日を受けた天守閣
⑨鈍角の多米連山に冬来る
⑩冬に入るメトロノームの確かさに
⑪初時雨ひさし寄り合う停留所
⑫行きなづみ溝に洗はる銀杏の実
⑬妖精のかすかなかおり綿の虫
暦のうえではもう冬。
明日から東海地方も寒くなるそうです。
風邪にご用心。
なかなか力作ぞろいです。
題詠「神無月」
①神無月彼旅立ちて幾星霜
②さくさくと参道を行く神無月
③神々よ疾く来よ未知の苦祈りもて
④顔の無きマネキン並ぶ神無月
⑤鳥居より一礼のみの神の留守
⑥神在月(カミアリヅキ)しじみ選り分く(エリワク)猫背かな
⑦数千人見つからぬまま神無月
⑧金粉の裸身の舞踏神の留守
⑨落日の会議は踊る神の留守
⑩原発の賛否議論や神の留守
⑪突き詰めてみれば一日や神の旅
⑫同窓の友それぞれに神無月
⑬待ち人は未だ来たらず神無月
自由題
①野仏や花野につづく塩の道
②柿紅葉見目良き一葉吾子の手に
③ページ繰る指に血の色石榴食む
④みちのくの喪やねんごろに鳥渡る
⑤縄文の月球体にして真(まこと)
⑥七五三父と子と孫生き残り
⑦削るごと匂い立つ香の五七五
⑧晩秋の夕日を受けた天守閣
⑨鈍角の多米連山に冬来る
⑩冬に入るメトロノームの確かさに
⑪初時雨ひさし寄り合う停留所
⑫行きなづみ溝に洗はる銀杏の実
⑬妖精のかすかなかおり綿の虫
暦のうえではもう冬。
明日から東海地方も寒くなるそうです。
風邪にご用心。