575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

林檎買うなかの一つは眠り姫   遅足

2011年11月12日 | Weblog
船団・えなみドクターの診断です。

「ほんとは怖いグリム童話」という本があります。
ほとんど覚えてないのですが、
元々の話は性的倒錯や死体愛好趣味なども混じり、
ちっともかわいい話ではない。
その代わりに、とても怖かったり、面白かったりします。
毒林檎と言えば、白雪姫。
眠り姫は、眠れる森の美女で別の話なんですが、
グリム童話の世界を生き生きと表現していて素晴らしい。

ありがとうございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢の旅・余聞  俳人・千賀女   遅足

2011年11月12日 | Weblog
千賀(ちか)女は、銭屋五兵衛の孫娘。
五兵衛の長男・喜太郎の次女。
銭屋騒動の際、罪を問われた父の身代わりに入牢(にゅうろう)を
奉行所へ訴え続けた孝女です。

五兵衛の血を継いで俳句の才に恵まれました。
山中温泉に湯治にでかけた時の句。

  見ぬさきに滝の音ある茂り哉

しかし病弱もあって、二十六歳で亡くなりました。
辞世の歌。

  五月雨のふりすさびても照る月の光は西の空にこそあれ

             

金石は港町。ちょうどズワイガニ漁が解禁となった日。
「福寿し」というお店で昼食。
金沢の街から遠いために観光客より
地元のお客さんが多いようです。
一番お安いランチ・メニュー。2100円。
蟹のお味噌汁がついてきました。

こちらでは、雌のズワイガニのことを「香箱」と呼ぶそうです。
香箱ガニは、小ぶりですが、小さな分だけ味わいは
濃厚で旨味もたっぷり、地元での人気も高いのだとか。
美味しいランチでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬日輪多米山越しに我が眼射る    朱露

2011年11月12日 | Weblog
    南向きの窓から左つまり東の山を見る。
    黒々とした多米山脈の一点が突然輝く。
    正視に耐えないもの、即ち太陽が昇る。
    見ちゃいられないので日常生活に戻る。

               



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする