575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

難解、そして優雅   鳥野

2012年04月03日 | Weblog
4月3日、春の嵐です。各地に警報が出されました。

遅れていたサクラの開花情報を聞い矢先の、風と雨。
寒さもまた戻って、花も戸惑っています。
立春から早や2ヶ月、本来なら春たけなわの筈。

といっても、季語は春、歳時記には春が溢れています。

季節の移り変わりを知り、趣き深い表現を教えられる歳時記ですが、
時には、俳句に携わる人でなければ、という貴重な言葉も学びます。

最近の収穫は「糸遊」。陽炎、かげろうのことと、解説されていました。

こんな難解で優雅な言葉は、まだまだ有りそうです。

 ・ 寒去らず黄沙も遠い春なれば、せめてゆらゆらカゲロウ遊べ

                        鳥野
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東風と行き旋風(つむじ)と帰る散歩道   立雄

2012年04月03日 | Weblog
東風はやさしく吹くかと思えば、突然、強風にも。
急に強くなった風に、あわてて帰路を急ぐ・・・
そんな変り易い春の一面を捉えた句でしょうか。
たしかに春にはやさしい顔と、恐ろしい一面がありますね。

台風並みの春の嵐が近づいているようです。
みなさんも充分気をつけて下さい。
                    遅足


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人眠り山と私は笑い合う    朱露

2012年04月03日 | Weblog
   朝六時多米山麓数千人殆ど熟睡。
   私は今日の第一句を作っている。
   間もなく皆は職場や学校へ行く。
   私は学校も職場もとっくにヤメ。

            



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