575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

東風吹くや遺影ゆらめく海の底    亜子

2012年04月04日 | Weblog
震災の背景でしょう。波間に漂う事もできず、
静かに海の底に眠っているのでしょうか、と結宇さん。

人間を含めて生き物が生まれた海。
母なる海へ、亡くなった人たちが還っていったのでしょうか。

生きている人たちにとって大切なものの一つが遺影。
その遺影は、海の底で、どんな表情をしているのでしょうか?
残された写真そのままの笑顔でしょうか?
それとも・・・
きっと何かを語りかけてくるのでしょう。

東風が吹き、春がめぐってきた被災地。
まだ数多くの方が行方不明のままです。
さらに、原発事故の被災地では、ふるさとに帰るのか?
新しい土地へ移住するのか?苦渋の決断を迫られています。

                     遅足

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春暁や前の若者時差勤務    朱露

2012年04月04日 | Weblog
  二階の私の部屋から否応なく見える。
  今朝は女房が居て亭主が八時に帰る。
  昔私も週一の泊り勤務をやっていた。
  その他遅番とか早番とか滅茶苦茶だ。

             



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