575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あの鳩が辛夷にとまる日の出前    朱露

2012年04月09日 | Weblog
    二階の南窓の外五米の所に辛夷と白い花。
    辛夷はコブシでモクレン科の落葉高木だ。
    同じ鳩が一羽来るが花を突つくでもない。
    そこへ雀が来るがお互いに全く関心なし。


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微笑をもらって帰る花見かな     遅足

2012年04月09日 | Weblog
京都・醍醐寺の枝垂れ桜です。
先週末の写真です。
春時雨のなか、大勢の観光客にまじって桜見物。
清水寺のソメイヨシノなどはチラホラでしたが
ここは満開・・・言葉もなし・・・

堪能して抹茶一服。
同じように桜を見終わって帰ってくる人たちの顔。
みな微笑んでいます。
お隣で抹茶を飲んでいた方も、同じような感想を
持っていました。

帰りにバスを乗り間違えて、とんでもない所まで・・
でも、よい花見でした。


                  


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ランナーが東風を捉えて進みけり    麗子

2012年04月09日 | Weblog
東風という宿題に「東風を捉えて」という
中七がまず浮かびました。
そして、テレビで見たマラソンの風景を思い出して、
と作者。

風を捉えて、の後の下五。抜き去った、とか、
もう少しマラソンが見えるような景を詠んだら、
もっと素晴らしい句になるのでは?という声も。

                  遅足


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真鶴の釈迦堂の桜グラマン機    朱露

2012年04月09日 | Weblog
    昭和二十年の春はもう滅茶苦茶だ。
    横須賀から両親の在所真鶴へ疎開。
    モスグリーンのグラマン戦闘機め。
    操縦席から俺を見て笑ってやがる。

             


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