・ 水底を見て来た顔の小鴨かな
わたしの好きな句。内藤丈草の作です。
丈草は犬山の藩士の長子として生まれましたが、早くに母親と死別。
家督を異母弟に譲って、近江の寺に移り芭蕉の門下に加わりました。
犬山では、毎年の春に「丈草を偲ぶ会」を開き、今年はすでに17回目。
芭蕉四哲として高名な俳人の縁から、地元には俳句を愛する人が多く、活動も盛んです。
当日の会は、数多くの優秀句の表彰に続いて記念講演は「若竹」主宰の加古宗也氏。
「3,11と俳句」をテーマに、これからの日本をどうするか、真摯に原点に立ちかえらねば、という願いを込めた、熱いお話でした。
・ さくら咲け瓦礫の底の死者のため 矢島渚男
・ 流れ着く畳に咲かうとする菫 中原道夫
俳人の多くの秀句も紹介され、心に沁みました。
わたしの好きな句。内藤丈草の作です。
丈草は犬山の藩士の長子として生まれましたが、早くに母親と死別。
家督を異母弟に譲って、近江の寺に移り芭蕉の門下に加わりました。
犬山では、毎年の春に「丈草を偲ぶ会」を開き、今年はすでに17回目。
芭蕉四哲として高名な俳人の縁から、地元には俳句を愛する人が多く、活動も盛んです。
当日の会は、数多くの優秀句の表彰に続いて記念講演は「若竹」主宰の加古宗也氏。
「3,11と俳句」をテーマに、これからの日本をどうするか、真摯に原点に立ちかえらねば、という願いを込めた、熱いお話でした。
・ さくら咲け瓦礫の底の死者のため 矢島渚男
・ 流れ着く畳に咲かうとする菫 中原道夫
俳人の多くの秀句も紹介され、心に沁みました。