575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

駆け抜けるきりり少女の冬帽子     えみ

2012年12月03日 | Weblog
今朝は家の屋根が霜で真っ白でした。
12月に入って冬本番。冬帽子の似合う人も。

「きりり」というコトバが最初にあって作った句です、と作者。
冬の一つのイメージを描き出した秀句ですね。

「少女」というと何歳くらいを想定されますか?
小学校高学年から高校を卒業するまでくらいでしょうか?

では、きりりとした少女というと、何歳くらいをイメージされますか?
今の高校生はきりりという感じがしません。
この少女のイメージは、少し前の時代の高校生でしょうか、と作者。

今の小学校の高学年は「きりり」としていますよ、という声も。
きりりとした少女は低年齢化しているようです。

古代の律令制では、少女とは、17歳以上、20歳以下だったそうです。
これは「乙女」と呼ばれる年齢ですね。
きりりとした乙女というと戦争中の挺身隊が思い出されます。
そういえば「乙女」はもう死語でしょうか?

                        遅足
コメント
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