575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

書庫出でて知の火照りあり冬帽子      結宇

2012年12月06日 | Weblog
作者の自宅には書庫があるでしょうか?
あるいは大学の図書館かな?

カントやヘーゲルといった西洋哲学がキラキラと輝いていた時代。
その思想にふれることが出来たら、世界の真理が我が物に・・・
私もカント・ヘーゲルに一応、目を通しましたが、チンプンカンプン。
知の一端に触れることは出来ませんでした。
(日本語訳が悪かったからかも?  ゴメンナサイ)

書庫を出てきた作者は、一体、どんな知の炎に触れたんでしょう?
今も向学心に燃える作者らしい句です。

写真は高桐院です。              遅足


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする