575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雪幻想   鳥野

2012年12月18日 | Weblog

 ・いざ行かん雪見にころぶ所まで  芭蕉

 ・初雪をいまいましいと言うべきか 一茶

雪に寄せる思いはそれぞれです。

雪と聞けば、それだけで小躍りしていたワタシも、
このところ、反省させらています。

大震災の被災地を容赦なく襲う雪、屋根に降り積む
雪を下す術のない高齢者。ライフラインの凍結、交通の遮断・・・
どんなにか不自由なことか。

温暖な地方に住んで、ただに雪を恋う傲慢。
例年になく早い初雪に思いは複雑でした。

 ・ 灰色の空から眞白の雪が降る 浄化の不思議、
   懺悔の不思議
                  鳥野
コメント (1)
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