575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冬帽の眼までむずかる背ナのやや     静荷

2012年12月07日 | Weblog
よくある風景です。自身の孫でしょうか。
雰囲気がよく分かります、と結宇さん。

何時の頃からか、オンブをする母の姿を見かけなくなりました。
今では、ほとんどの人が、ダッコです。
このほうが、子供の様子がよく分かるためでしょうか。

これは少子化、それと、女性の家内労働が
大きく軽減されたことが背景にあるのでしょうね。
オンブなら両手が自由に使えますから、
母の時代、主婦はオンブしながら掃除や洗濯をしていました。

ヨーロッパでは、赤ちゃんをオンブしないし、ダッコもあまりしないようです。
生活様式が、西欧化していくなかで、一時、少なくなったダッコやオンブ。
赤ちゃんと、精神面でも身体面でも一体感を得られるとして、
見直されているとか。
(そういえば子育ての頃、スポック博士の育児法、という本が
我が家のバイブルでした。)

作者は、眼まで被ってしまった赤ちゃんを見ると、
そっと直してあげるそうです。

                         遅足


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