575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あきらめてあきらめきれぬ十二月     麗子

2012年12月26日 | Weblog
諦める、を辞書で引いて見ました。
例文として出てくるのは、進学を諦めるです。
作者は、なにをあきらめたのでしょうか?
恋を諦める。夢を諦める・・・
あきらめきれぬ、という強い中七。
十二月という季語からは、恋とかは連想しにくいのですが。

起承転結の人生。いよいよ「結」となってみると・・・
次の機会まで待ってみようと、先延ばしして来たことも、
もう手持ちの残り時間が少なくなって、諦めざるを得ない状態。

諦めらめきれないのが人間の証かも。 遅足


コメント (2)
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