今年最後の句会が近づいてきました。
今回の題詠は「十二月」です。
「師走」とも言いますが、ちょっとニュアンスに違いがあります。
新しい季語といっても良いでしょうか。
信号の赤に堰(せ)かれし十二月 今井千鶴子
赤に堰かれる、という表現が、気ぜわしい十二月ならでは。
赤信号というコトバも、師走より十二月がピッタリという気がします。
棄て兼ねしものを捨て切る十二月 長田友子
大掃除をしながら、思い切って断捨離を実行する。この気持ちもよく分かります。
十二月といえば八日。太平洋戦争が始まった日。
十二月八日を夫の言ひ出づる 天野慶子
戦争で被災、戦後の厳しい時代を思い出している老夫婦の姿が浮かんできます。
この後、二人の間で、どんな話があったのでしょう?
どんな十二月の句が集まるのでしょうか?楽しみです。
今回の題詠は「十二月」です。
「師走」とも言いますが、ちょっとニュアンスに違いがあります。
新しい季語といっても良いでしょうか。
信号の赤に堰(せ)かれし十二月 今井千鶴子
赤に堰かれる、という表現が、気ぜわしい十二月ならでは。
赤信号というコトバも、師走より十二月がピッタリという気がします。
棄て兼ねしものを捨て切る十二月 長田友子
大掃除をしながら、思い切って断捨離を実行する。この気持ちもよく分かります。
十二月といえば八日。太平洋戦争が始まった日。
十二月八日を夫の言ひ出づる 天野慶子
戦争で被災、戦後の厳しい時代を思い出している老夫婦の姿が浮かんできます。
この後、二人の間で、どんな話があったのでしょう?
どんな十二月の句が集まるのでしょうか?楽しみです。