眠る児の顔半分に冬帽子 晴代

心配無用、爆睡です。羨ましいこと、と鳥野さん。

背中にオンブしているでしょうか、あるいは車のなかでしょうか。
いつの間にか帽子が顔半分にきてしまったのか。
あるいは、お母さんが直射日光を防ぐためにしたことでしょうか。

映画「市民ケーン」。
死を迎えた主人公の記憶に甦ったのが子供時代に遊んだ橇。
幸せだった記憶を思い出しては、牛のように反芻できたら・・・
なんて考えてしまいました。
記憶の底にしまわれていて、消えていないはずですが。
なにかの弾みに消去してしまったのか？

写真は高桐院です。　　　　　　　　　　遅足