575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

漸くの梅花藻   鳥野

2013年07月09日 | Weblog
「梅花藻が咲いているかも」そんなひと言に誘
われて、姫川源流へ。
柿田川湧水でも、滋賀県の地蔵川でも見はぐれ
て、今度こそはとの思いはしきりです。

案内役は友人。山の景に惹かれて信濃大町に住
み替えた人。四輪駆動でどこへでもという行動
派です。

姫川は北アルプス山麓から北へ流れ、糸魚川で
日本海へ注ぎ全長は約60キロ。時に暴れ川と
なって、災害が心配されたりもしますが、流れ
の源は優しい湧水群。

冷たくて、清らかで、人の気配に遠くって、・・
そんな条件の中、梅花藻は湧き水に揺れていました。
梅の花に似た、純白の5弁。小粒で地味で、絶滅
が危惧されているのも、うなづける可憐さです。

初夏から夏の終わりまで、まるで清流の妖精のよ
うに揺れる「梅花藻」
探しても、季語にない?のは残念です。
コメント (1)
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