575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

行き場なき拳突き出す入道雲    郁子

2013年07月20日 | Weblog
今月の句会・自由題で、多くの票を集めた句です。
3・11以降の日本・・・。
これまでと同じではイケナイ。変らなければ。
変化を求めている人々の期待に反して、
また同じ道を歩もうとする空気のような圧力がじわっと。
握りしめた拳は、どこへ向かって突き出したら良いのか?

そんなちょっとイライラした気分を掬いとっています。

梅雨明けや耳に気怠き選挙カー  立雄

政治こそが、こうした空気を掬いあげるべきもの。
しかし選挙カーの声も、どこか気だるく感じられます。

「ねじれ国会を解消できるか?が争点」とテレビは報じていました。
そうでしょうか?原発をどうするのか?が本当の争点では?

この国にあり方を、選挙では、変えることは出来ないのでしょうか?
政治家、経済界、マスコミには埋め込まれた遺伝子があり、
それが変化を拒否しているのでしょうか?
国家にも、遺伝子というものがあるとしたら、
日本国の遺伝子はどんな貌をしているのでしょう?

                         遅足

コメント
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