575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

長良川波ゆらゆらとあゆもゆれ   山本和輝

2013年07月21日 | Weblog
作者は小学校5年。私の甥の子供です。
「ゆら」「ゆれ」「あゆ」と音の調べの良い句。
また、観察の行き届いた句です。
頭で俳句をつくる私には、とてもこうは詠めません。

   入学に心おどらせ見るさくら  大野敦士

これは姪の子供。小学校6年です。
子供たちの間に静かな俳句ブームが起きているのでしょうか。
名古屋市民文芸祭。名古屋短詩型文学祭の小・中学生の部での市長賞

   ばあちゃんもこうかをうたうにゅうがくしき   伊藤桜子

小学校一年の作です。

大阪の小学6年生の小林凛君は、句集を出しています。

   冬蜘蛛が糸にからまる受難かな(これは、僕が八歳の時の句だ。)

   いじめ受け春も暮れゆく涙かな

小林君は、「ランドセル俳人の五・七・五」のなかで、
学校に行きたいけど行けない自分がやすらぐために、
たくさんの俳句を詠んだ、と書いています。

   雪が解け空地に一つ草の花   山本和輝

                        遅足


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