575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

象さんにも春  鳥野

2014年03月04日 | Weblog

 
 ・ 母象と仔象は一語また一語鼻をかわしぬ 春がきている

中日歌壇(3月2日)松田宗匠の入選歌です。
象の親子の伸びやかな景、それを見守る作者の眼差し。読み返して
いるうちに、体の芯が温まってきました。

選者小島ゆかりの評、「こんな春の訪れもある。リズムも一マス空
けの用い方も巧み」

読者の一人としては、歌の良し悪しは当然のこととして、作者のお
人柄に触れた思いです。

東山動植物園は、リニューアルが進み、なかでも象舎の「ゾージア
ム」は話題の中心です。
この春は象の親仔の会話を聞き取りに、是非。
コメント (2)
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