575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

句会近づく。      遅足

2014年03月12日 | Weblog
3月句会の題詠は「菜の花」です。

油菜の花。菜種油をとるので菜種の花とも。
花菜。菜種菜。風が吹けば花菜風。雨なら花菜雨。

  菜の花といふ平凡を愛しけり  富安風生

葉の花の花言葉は「快活な愛」「競争」「小さな幸せ」
「快活」「活発」「元気いっぱい」「豊かさ、財産」等が。

  菜の花や月は東に日は西に

菜の花と言えば、与謝蕪村のこの句。
唱歌「おぼろ月夜」の歌いだしは「菜の花畑に入り日うすれ…」。
一面の菜の花畑が目に浮かびます。

こうした景観は、菜種油が灯明として用いられるようになってからのもの。
明治に入って電燈が普及しますが、菜種油は食用油としても利用されて、
昭和30年代までは日本各地で見られました。

最近は、観光客向けの菜の花畑があちこちに。
東海地方では渥美半島が有名です。
温かさを求めていくのですが、案外寒い日も。
ちょっと羽織るものを持って行ったほうが良いことも。

コメント
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