575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

角番の力士の張り手春一番  遅足

2014年03月16日 | Weblog
大相撲春場所。白鵬と日馬富士、大砂嵐が七連勝。
遠藤も大関、関脇を倒して大健闘です。

力士たちは、明日の土俵、どんな作戦で臨むのか?
色々考えて眠れない夜もあるのではないでしょうか。

詩人の渡辺十絲子さんの本を読んでいたら、
ベテラン安美錦のこんな話が載っていました。

 作戦は自分で考えません。自分で考えると、
 この前、あの相手にこうした勝ったとか、
 こういう技があの相手には効くんだとか、
 勝った記憶にとらわれてしまう。
 そうすると考えが硬直するし、
 「自分が自分が」になってしまって良い相撲がとれない。
 だから何も考えずに付け人の考えた作戦を聞いて
 自分はただそれを実行に移すだけです。

日本の伝統文化の相撲。もともとは神様と取るものでした。
人智を超えた神の計らいに身を委ねるのでしょうか?
この話、かなり前のもの。今は違うのでしょうか?

膝の怪我がなければ大関とも言われる35歳の相撲巧者。
趣味はテレビゲームだそうです。
 
コメント
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