575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

菜の花や学生寮のうす明り     狗子

2014年03月24日 | Weblog
菜の花畑の近くにある学生寮。夕暮れ時、窓からうす明りが。
旧制高校の寮を連想しました。

作者が学生時代に訪れた学生寮。昭和40年頃でしょうか。
友人の部屋には牛乳瓶に活けられた菜の花があったそうです。
菜の花には、故郷への思いが託されていたのでしょうか。

旧制高校といえば、寮歌。
第一高等学校は「ああ、玉杯に花うけて」
三高が「紅燃ゆる・・・」
我が八高は「尾張野の・・・」で始まります。
寮歌祭では、永遠の学生たちが、弊衣破帽のバンカラ姿。
歌っていた、というより、ドナっていました。
これも、すっかり忘れられた歌になってしまったようです。

学生寮といえば、相部屋で普通でしたが、いまでは個室。
室内の様子も様変わりしているんでしょうね。

                        遅足



コメント (2)
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