575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冠雪の富士山へ   鳥野

2014年03月25日 | Weblog
 ・ ふるさとの左右口郷(うばぐちむら)は
   骨壺の底にゆられてわがかえる村

山梨県東八代郡左右口村生まれの歌人、山崎方
代は詠んでいます。一旦村を離れれば、帰るの
は骨になった時の覚悟。

村への入口の左右口峠は、甲府から富士山へ通
じる中道往還随一のの難所。
近年、甲府・精進道路が整備されるまでは、地
図に「悪路通行困難」と注意書きがあるほどで
した。

現在はヘアピンカーブは連続するものの、快適
な山岳道路です。

その道を走って、冠雪の残る富士山へ。目的地
は朝霧高原、という行程を、友人が立ててくれ
ました。途中には最も富士の姿がが美しいと言
われる精進湖北岸、千円札の裏面でお馴染みの
本栖湖畔も待っていました。
雪の富士山は優雅に裾を引いて名画のよう。
ハンドルを握る友人が、「孤高の美しさ」と独
り言ちていたのが印象的でした。










コメント
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