575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

石庭に心乱れて亀鳴きぬ  狗子

2019年04月03日 | Weblog

句を禅の公案と捉えました。
美への造詣が深く優美な心がある。
しかし禅ではものへのこだわりや人への執着がある
として否定します。
この逆に美に興味がなく他人への情けもない。
しかし禅では物事にとらわれないと肯定します。
これは公案の矛盾を考え尽くすことで悟りを得ようとする
看話禅という修行。
作者は石庭を眺め心乱れています。
答えは得られたのでしょうか、と殿様。

人間とはめんどくさい存在ですね。巨大な脳細胞のせいでしょうか?
座禅は脳の働きをコントロールする修業かもしれませんね。(遅足)


コメント
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