作者が子供の頃のこと、名古屋城のお堀で亀を捕まえました。
家にもって帰るとお母さんは「帰して来なさい」と。
そして返す前にお酒を呑ませて、と諭されたそうです。
「鶴は千年 亀は万年」と言われ、鶴とともに亀は長寿の象徴。
おめでたい動物として大切にされてきました。
そんな風習がまだ残っていた時代。
太平洋戦争の空襲で名古屋城が焼失する前のことでしょうか。
今のお堀には外来種の亀や魚。水遊びも魚釣りも禁止。
子供たちがドロンコになって遊ぶ姿を観ることもありません。
ちょっとサミシイと思うのは私だけでしょうか。(遅足)