今日は平成最後の日です。明日5月1日から新元号の「令和」に。
「和」の文字が元号に使われるのは20回目。
これに対して「令」は初めてだそうです。
「令和」には、どんな願いが込められているのでしょう?
政府の説明では、令嬢・令息というように「令」は「美しく良い」という意味。
令和で「美しい調和」であると。
国民はいかなる時にも一致団結、それが美しい日本のあるべき姿、
という意味が込められているのでしょうか?
私の第一印象は必ずしも良いものではありませんでした。
「令」には「命令」の意味があり、令和の二文字は「和たらしむ」と読めます。
明治時代の五箇条の御誓文の「和をもって貴しとなす」の21世紀版か。
句は後者の解釈にたっているようです。
民は和やかに花見の宴を楽しむべし、と詠んでいます。
今日の平成天皇の退位。明日は令和天皇の即位と続きます。
改元にからんだ10連休のお祭りムードの漂う日本列島。
そして、その後には何が待っているのでしょう?
オリンピックから憲法改定なのでしょうか?
この政治的なショーを演出しているのは誰なのか?
そんなことを思わせる辛口の句です。
平和憲法を身をもって実践されてきた平成天皇・皇后のお二人。
ご苦労様でした、平成最後の日は朝から雨です。(遅足)