575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ひとり守る廃線跡の梅雨しづく  結宇

2019年07月03日 | Weblog
この句、どう読んだら良いでしょうか?

誰か分かりませんが、一人の人が守っている。
廃線跡の風景。
それを折からの梅雨のしづくが濡らしている。

どこか胸にすとんと落ちるものがありません。
そこで思い切って上五の主語を下五としてみます。

廃線跡の佇まい。
なにかに守られているような美しさが感じられる。
梅雨のしづくが、そっと守っているかのようだ。
近づくものがないように。

みなさんはどう読まれますか?遅足
コメント (1)
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