575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

芭蕉庵あゆみ止まりし春の蝉  殿

2019年07月12日 | Weblog

文京区にある関口芭蕉庵。
山県有朋邸横の一隅にひっそりと佇んでいます。
もちろん、草庵ではなく記念館に近い建物。
しかし、小さな池があり芭蕉も眺めたかもしれません。
この池では蛍の鑑賞会が行われるとのこと。
蛍を放ち鑑賞するらしく、芭蕉なら揶揄した句の
ひとつも詠んだことでしょう。
立ち去ろうとしたそのとき。
春蝉の声。
歩みが止まります。
春蝉の鳴き声は久しぶり。
芭蕉に引き止められたのでしょうか。
夏近き都心の午后。
と、作者。

       

そういえば蝉の声を聞きました。
これだけ雨が続いたのに、ちゃんと出番を忘れずに。
気温なのか?日照なのか?梅雨の晴れ間。
なにかを感知して羽化するのでしょうね。
もうカラスや猫が狙っていました。(遅足)
コメント (1)
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