梅雨寒。「つゆさむ」「つゆざむ」とも。
梅雨の時期に、しばしば訪れる季節はずれの寒さを表す季語。
作者は歯医者さんへ。椅子に座ると傾いて・・・・
その角度を二十五度、と詠みました。
椅子の角度は治療する部位によって変わると思います。
二十五度ですと・・・?
作者の気持ちは「梅雨寒」という季語に託されています。
「梅雨冷え」という季語もありますが、
梅雨寒のほうがより寒々とした気分ですね。
お医者さんたちの着ている白衣に囲まれて。
「二十五度」という不安定な姿勢に・・・。
早く終わってほしいという気持ちでしょうか。遅足