575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

知らぬ子に手をつながれて夜店の灯  狗子

2019年07月16日 | Weblog

夏祭の夜。雑踏のなかをブラブラと。
金魚すくいの店を過ぎたあたりから??
左手に誰かが触れてきて・・・
何時の間にかしっかりと手をつないでいる。
見ると見たことのない子供。
おやおや!?
そのまま、しばらく行くと、子供を呼ぶ声が。
気が付いた子供はぱっと手を離して駆けていきます。

遠い昔にあったような気もします。
不思議な夢のような句です。(遅足)

  お願いを連発する子夜店の前  高澤良一 

  借りし子と行くがうれしき夜店かな  竹木野生子

  肩車されて夜店の上を行く  鷹羽狩行

  父の手を奪ひあふ子や夜店見る  森田峠
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする