575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ひとかぶり身体にしみる赤トマト  幸泉

2019年07月28日 | Weblog

60年前、私が小学生の頃、母が暑い夏に農作業を。
腰をおろして一休み。
完熟トマトを汗をたらたらと流しながらかぶりつきました。
そして「やっと、生き返った気がする」と言っていた姿。
あざやかに思い出しましたと、作者。

「かぶりつく」。
口を大きくあけてくいつく。食物に、勢いよく食いつく。
このお二人もかぶりついた記憶を句に。 

  木の流しトマトがぶりし暑き昼  竹葉

  かぶりつく赤の誘惑トマトかな  亜子

完熟トマトの赤。かぶりつく白い歯。
それぞれのトマトの思い出・・・。

           

名古屋はいよいよ梅雨明け。酷暑が始まりそうです。
暑そうです。熱中症にご注意ですね。
最近の気象予報は「オオカミ少年」みたいと、と。
感ずるのは私だけかな?       
                  遅足
コメント
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