都内は、曲がりくねった小路と坂が多い街。
生家の近くにも暗闇坂、寄席坂、ネギ山坂など数多。
そのひとつ。闇坂<くらやみざか>。別名 茶の木坂。
新宿の松厳寺と永心寺の間にあり幅二間ほどの細い坂。
名前の通り、寺の生い茂った樹木が坂を包み込み、
日中でも薄暗い異空間のような不思議な坂。
「夕刻に坂を通ると足音が聞こえ振り返ると誰もいない」
という都市伝説もあり、小学生の頃は通るのを避けていました。
ちなみに、茶の木坂とは、松厳寺の俗称。茶の木寺からの由来。
闇坂<くらやみざか> JR信濃町より徒歩8分。
いまでも、昼なお暗く足音が気になる坂。<殿>