575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

名句は読み手がつくる  郁子

2020年10月09日 | Weblog

今月の題詠「小鳥来る」
の句作りの真っ最中です。

私の経験として
 何かの瞬間
 ストンと五七五ができることもあれば、
 ああでもない、こうでもないと
 語順入れ替え、助詞を変え、
 整合性を得るために辞書をひき
 独自性を!などと少々の野心も入れると
 なかなかの思いあがった句が完成します。
 私はこの状態を、迷宮入りと呼んでいます。

句会で票を集めるのは
前のケースです。ストンのほう。

宗匠・遅足さんに
「ポエムが舞い降りる」と教えていただきました。

さすればストンはポエムが降りてきたこと
ただ
その状況や句意を上手く言い表せたかといえば
また別の話になります。
(夏井先生の添削には脱帽です。プレバト)


俳句は「詠み手」と「読み手」の共同作業と言われます。
「読み手」の数だけ句意が存在します。
句意を広げ、深める鑑賞力があって
一句がますます味わいのあるものに育っていきます。
作者の手を離れたら読者のものなのですね。

遅足さんはあまりご自分の句意をおっしゃいません。
むしろ、読み手の鑑賞力をいつも楽しんでおられます。
俳句って  奥が深いですね。

  小鳥来るポエムとともに舞い降りる  

    ※今月からは、投句・選句とも麗子さんと郁子にお願いします。
コメント
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