575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

中日歌壇より

2020年10月26日 | Weblog
昨日の日曜日、久々にのんびり新聞を広げて見つけました。
宗匠の短歌が二つ揃って選ばれているではありませんか!!!
新聞の評とともに紹介します


◆推理小説の香りのなかをすれ違う妻の瞳に霧雨が降る
               (島田修三 選)

 ◆銀河系宇宙の闇の稲びかり友の過労死を告げて消えたり
               (小島ゆかり 選)


推理小説はミステリーと読みます。
{評}推理小説のような場面で夫婦がすれ違ったのか。
あまりにも謎めいて解釈困難だが、謎は歌の魅力でもある。

{評}上句のスケールの大きさが、友の過労死に対する衝撃と
悲しみの大きさを感じさせて胸を打つ。   

 
 圧迫骨折と聞いて心配しておりましたが、
 感覚の研ぎ澄まされたさすがと思わせる歌です。
 「謎は歌の魅力でもある」
 いろいろ想像することは大好きです。郁子

コメント (4)
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