575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会の思い出  麗子

2021年01月07日 | Weblog
新年なのでこれまでの初句会の兼題をさかのぼって調べてみました。
初句会でのトップ賞もあわせて載せておきました。

2006年「1月」 女房とじっとしている睦月かな 朱露
2007年「寒」 通夜の客どっと帰りし寒さかな 亜子
2008年「新年」 ひょいと抱き親子で鈴を鳴らしけり  立雄
2009年「寒梅」 今年また決意危うし寒椿 静荷
2010年「去年今年」 われを呼ぶやかんの笛も去年今年 亜子
2011年「大寒」 大寒の十二神将眉上がる 狗子
2012年「福寿草」 福寿草米寿の人の話好き 晴代
2013年「水仙」 水仙の暗き客間の匂ひかな 狗子
2014年「初」 携帯に拝す四角の初日の出 郁子
2015年「初」 お隣も向ひも独居初あかり 静荷
2016年「冬座敷」 冬座敷日矢は斜めに位につけり 等
2017年「酉」 あるいは「漢字に酉がつくもの 」 酷寒の一花や鶴の息白く 遅足
2018年「初」 鳥肌に細かなあぶく初湯かな 能登
2019年「新年の季語」 初夢や回転木馬無音にて 結宇
2020年「寒夜」 車椅子毛布に巻かれゆく寒夜 等
          雨戸繰る音八方へ寒夜かな 静荷

いかがでしたでしょうか?こうして書き出してみると初句会でのあんなこと、こんなこと。亡き人の笑顔などいろんなことを思い出しました。そして「初」のお題の多いこと!!
こうして過去を振り返れるのも遅足さんがブログにまとめてくださっていたからです。
2005年の秋から始まったこのブログ。今年で16年目に入ります。途切れる日もありますがなんとか続けて行きたいです。麗子


コメント (1)
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