575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「初句会」結果発表!

2021年01月20日 | Weblog
2021年初句会「大寒」

① 大寒に獅子咆哮し一山ゆれる (等)郁子 須美 
② 大寒の 玻璃<はり>にうつろふ 犬の影 (紅)殿 能登 遅足
③ 大寒や舗装工夫の反射光 (千香子)泉
④ 大寒の日の出閃光ビル射たり(晴代)佐保子
⑤ 剃刀に大寒の夜の匂いあり  (遅足)殿 結宇 能登 麗子 郁子 紅 晴代 亜子 佐保子
⑥ 大寒や星にひと声闇に染む (竹葉)紅 泉
⑦ 大寒の夫の背まるく曲りをり  (佐保子)等 千香子 遅足
⑧ 大寒と聞けば手の皺(シワ)年毎に (結宇)
⑨ 大寒に ほどいた指の 冷たさよ (殿)竹葉 結宇 紅 遅足
⑩ 大寒や仁王のまなこ爛爛と (亜子)麗子
⑪ 大寒や柱時計の重き音 (麗子)等 千香子 須美 晴代 泉
⑫ 大寒や賽銭それて音高し (郁子)竹葉 殿 能登 晴代 亜子
⑬ 大寒や車うもれし北陸道 (泉)
⑭ 大寒の座禅の裡や嵐止む (能登)須美
⑮ 大寒や唸って入る檜風呂 (須美)竹葉 結宇 麗子 等 郁子 千香子 亜子 佐保子

自由題
① なべづるや舞ふ一万羽朝の田へ (千香子)遅足
② シンデレラ師走一日を夫預け  (佐保子)
③ 同年と知る死亡記事おでん酒 (遅足)結宇
④ どさり落つ張り出し雪や友の逝く (竹葉)結宇 須美
⑤ 砂利の音絶えぬ熱田の冬桜 (等)竹葉 殿 能登 紅 晴代 亜子 泉
⑥ 初夢やアリアと描く過ぎし日々 (結宇)
⑦ 歳時記を棺に収め冬に入る (亜子)結宇 麗子 等 郁子 千香子 須美 佐保子 遅足
⑧ 風花や懐かしき人会いたくて (麗子)殿 等 亜子
⑨ 雑煮椀求めし古都の艶のあり (晴代)麗子 郁子 千香子 紅 遅足
⑩ 氷張り 埋む木の葉に 時とどむ (紅)竹葉 殿 能登 須美
⑪ 凍てし夜に フリーズ解けぬ 信号機 (殿)紅 佐保子
⑫ 陽に溶けて氷柱明日の光あり (郁子)竹葉 能登 晴代 亜子 泉
⑬ 雪起こし静かなる朝銀世界 (泉)郁子 千香子
⑭ 風花の黒髪に舞い君十九 (能登)麗子 等
⑮ 凍てる道子ら滑らせて歩み行く (須美)晴代 泉 佐保子

いかがでしたか?
初句会、トップ賞は 遅足さんでした!
大寒の今日、冷え込んで冷蔵庫の中にいるようです。
身体に気をつけましょう。  郁子

コメント
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