人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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俗人の仙人論その?

2008年01月07日 | 今日の雑感雑記

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 仙人とはそもそも、道教で言うところの「道(タオ)」を極め不老不死の神仙の域に達した者を指す。では道とは なんだろう、一説によると「宇宙が存在する前から存在し万物を支配し続ける存在」なんて書いてあった。これって宇 宙物理学で言うところの「万物理論(究極理論)」の事ではないですか。すなわち、相対性理論と量子力学を統一 し、四つの力(弱い力・強い力・電磁気力・重力)を一つの方程式で表そうとする試み。私は知らんが、古代インド哲 学の中にも似たような思想が有ったみたい。まあ仏教・儒教・道教はゴチャ混ぜに成っているから不思議はないが。

 剣道・柔道・茶道に華道、日本では何にでも「道」が付く。これってやはり道教の影響ではないですか?チョット だけ囓って味を嗜むことを「趣味」と言い、その道を楽しむ事を「道楽」と言い、道を極めれば「極道」と言う。て言うこと は「極道」=「仙人」に成る訳?ヤクザ屋さんは皆仙人なのだ。昔は極道のことを「忘六者」と言ったそうです。仏教 の基本的六つの戒律を忘れ、自由気ままに生きる者てな意味らしい。これじゃやはり仙人とは言えませんな。

 ヤメヤメ、こんなヤヤコシイ事を書くつもりは無かったんですが、仙人は霞みを喰らって生きていたらしいのです が、たまには別の物を食べていたらしい。その候補として上げられているのが「岩茸」茸と書くが地衣類の仲間。自 称「エセ仙人」を目指す以上は、少なくともキノコ類に詳しく成らなければいかんようですな。これはどうも月夜茸み たいです。いかに仙人とは言え、これを食べちゃいけません。