人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

枯野で

2022年11月07日 | 自然観察

老人は枯野を徘徊する、傍から見ればほとんど風景に同化している。

枯骨の身に存在感は無い、枯れすすきの一本と同じだ、空の青さが目に染みる。

 

その空を見上げれば薄っすらと彩雲が出ていた、空気が冷たく澄んできた、冬が近い。

 

足下を見ると枯れ葉の中にまだ咲いている花が有った、アカツメクサだ。

 

ノコンギクもまだ咲いていた、キク科の花はしぶといやつだ。

 

アメリカセンダングサは鋭い種となって、通りかかる獣を待ち構えていた。

 

夏にはこんな姿をしたキク科の花だったのに。

 

種を拡大してみた、こんな形になるのも植物の生存戦略、ズボンの裾に沢山付いていた。