![]() | もっとコロッケな日本語を東海林 さだお文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
長年にわたるドーダ学研究の成果を発表すべく、フィールドワークの現場として選ばれたのは銀座のクラブ。
果たしてそこは宝庫であった―。
懐かしの歌声喫茶で大声を張りあげ、自分で打った蕎麦に舌鼓をうち、標高4.5メートルの“日本一低い山”に登る。
そして読み物屋・ショージ君の理想とする文章とは。
【読んだ理由】
知人から抱腹絶倒の本と紹介されて。
【印象に残った一行】
「青春の事典 PARTⅡ おの部」
おの部は収穫ゼロである。
無いところは無い、ということがよくわかった。
だがこの「無い」は表向きの「無い」なのだ。
実はあるのだ、
棋界の超大物が、実はこの「おの部」には潜んでいるのだ。
でも誰もそのことには触れることができない。
口に出して言うこともできない。
男性ならば、生涯に必ず一度は引いてみたはずだ、という超おおものである。
引いてみたけれど載っていなかった、というほろ苦い経験を持つという大御所である。
四文字である、としか言えない。
【コメント】
本を読んで、声を出して笑ったのは随分久しぶり、掛け値なく楽しめるし、共感すること限りなし。
「青春の辞典」「六十代の同窓会」「野菜株式会社リストラ篇」「ドーダの人々」が、特に。

