日本男道記

ある日本男子の生き様

生かされてある日々

2008年04月26日 | 読書日記
生かされてある日々
三浦 綾子
新潮社

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【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
曇り空も晴れた空も、大輪の花も道べの雑草も、神が創り給うたものとして、限りなく尊くいとおしく思われる―。
死の淵をかいま見た癌の発病以来、「すべては神によって生かされている」という思いを強めた著者が、北国の日々のうつろいの中に感じる確かな創造の意思。
信仰と夫の愛に支えられた毎日にことよせて〈神とは、そして愛とは何か?〉を優しく語りかける感動のエッセイ。

◆著者◆
1922‐1999。旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。
間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。
病床でキリスト教に目覚め、1952(昭和27)年受洗。
’64年、朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。
’98(平成10)年、旭川に三浦綾子記念文学館が開館。

【読んだ理由】
三浦綾子作品。

【印象に残った一行】
「そう、やか人生。なごやか、はれやか、さわやか、にこやか・・・ね、これを”やか”人生と彼はいうのよ。たらたら人生でなくて、やか人生でいこうって話し合ったの」

「教えるとは、共に希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」

「すばらしいものはみんなタダ。愛情、太陽、空気、水、勇気、信じること、情熱、好奇心・・・・」

「とっさの言葉に全人格が出る。何げない言葉こそが、その人の本音であり実力だ」

「愛するに価しないものを愛するのが本当の愛だ」

「朝が来れば、夕べまでは生きられぬと考えなさい。夕べには、朝を迎えることをあえて期してはいけない。それ故常に備えをなし、死が不意に訪ねることのないよう生きなさい。多くの人は思わぬ時、にわかに死ぬ」

「謙遜は栄誉に先立つ」

「人間として生きていくのも大変だが、単なる生物として生きていくのも大変だ」

【コメント】
肺結核、脊椎カリエス、血小板減少症、帯状疱疹、直腸がんなど、幾多の病魔と戦いながら、キリスト教への深い信仰と深い人間愛の小説家として、これまた病弱の夫ともに生き抜く、生き様に心打たれる。
当分三浦作品を読んでみよう。

 



Daily Vocabulary(2008/04/26)

2008年04月26日 | Daily Vocabulary
5601.authentic(本物の、正真正銘の)
My father owns some authentic Wedgwood china.
5602.cuisine(料理、料理法)
Chef Tom was famous for his Italian cuisine.
5603.realtor(全米不動産協会員)
Tom accused TriMi Realtors of fraud when he saw the land he had purchased from them.
5604.condo(マンション)
I live in a condo with a great view of Tokyo Tower.
5605.relocation(再配置、移転、転勤、移住)
I know how stressful relocation can be.
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