風の果て〈上〉 (文春文庫)藤沢 周平文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
首席家老又左衛門の許に、かつての同じ軽輩の部屋住み仲間から果し状が届いた。武家の掟を軸に、運命の饗宴を描き切る傑作長篇!
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
首席家老・桑山又左衛門の許に、ある日、果し状が届く。恥知る気あらば決闘に応じよ、と。相手は野瀬市之丞。かつては同じ部屋住み・軽輩の子、同門・片貝道場の友であるが、市之丞は今なお娶らず禄喰まぬ“厄介叔父”と呼ばれる五十男。…歳月とは何か、運とは非運とは?運命の非情な饗宴を隅なく描く、武家小説の傑作!
【読んだ理由】
藤沢 周平作品。
【コメント】
「上士と下士は同席せず」時代の道場同期入門、身分のまったく異なる五人の辿る数奇な運命。ある者は非業の死を遂げ、ある者は友を斬り運命を変えてしまう。ある者は友と政敵同士になり、権力闘争に巻き込まれていく。そして、ある者は平凡な人生を送る。 我が人生と重ね合わせながら読んだ。