孤宿の人 下宮部 みゆき新人物往来社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社 / 著者からの内容紹介◆
涙なくしては読めない宮部ワールドの感動巨編!
讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
その男は“悪霊”と恐れられた!涸滝の幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう―。丸海藩の内紛が起こるなか、“悪霊”と恐れられた男と無垢な少女の魂の触れ合いが…。
◆内容(「MARC」データベースより)◆
罪人・加賀殿の幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。丸海藩の内紛が起こるなか、悪霊と恐れられた男と無垢な少女の魂の触れ合いを描く時代ミステリー巨篇。『歴史読本』掲載に加筆。
◆出版社からのコメント◆
宮部みゆきを生んだ新人物往来社が放つ最新時代小説!
新人物往来社が新人発掘のために創設した「歴史文学賞」を1987年に「かまいたち」で受賞した宮部みゆき。現在までに『かまいたち』『震える岩』『本所深川ふしぎ草子』(第13回吉川英治文学新人賞)『幻色江戸ごよみ』『堪忍箱』『天狗風』を刊行、すべてがロングセラーとなっています。
2005年度、宮部みゆきの新刊小説はこの1冊だけ!
文庫を除けば、今年の宮部みゆきの新刊小説は本書だけ。ファン待望の新境地時代ミステリーにご期待ください。
【読んだ理由】
久しぶりの宮部みゆき作品。
【印象に残った一行】
帰り際、見送りに出た啓一郎に、英心和尚はlこう言った。
「あの子は御仏に会うた。人の身の内におわす御仏に」
「私もそうそう思います」と、啓一郎も応じた。「あの子を通し、この私も御仏のお顔を垣間見たようにさえ思います」
【コメント】
宮部みゆきワールド、最後に泣かされてしまった。本を読んで泣いたのは久しぶり。
一昨日見た映画の「おとうと」も最後のシーンで泣かされてしまった。