日本男道記

ある日本男子の生き様

35:吉田(豊川の橋)

2010年06月20日 | 広重東海道五十三次
35:吉田(豊川の橋)
二川宿から6里で吉田の七万石の城下町へ入る。吉田は、今の豊橋である。右手前に吉田城を描き、いま修繕中である。「吉田通れば二階から招く」の俚謡は今に伝わっていて、この町の繁栄していたことが偲ばれる。左手に豊川にかかる画題となっている「豊橋橋」が見える。城の足場から職人が小手をかざして、その橋の方を眺めている姿が面白い。この天守閣を見ると、大阪落城の時、逃れた家康の孫娘千姫の昔話が思われる。城と橋梁の機構美を悠々と流れる豊川の藍がつないで、その美しさを増している。
遠く見える山は、鳳来寺山であろうか。今も信仰の絶えない豊川稲荷は、この川の上にある。この絵は北斎を思わせるような構図であるが、北斎の厳しさとは、また違った軟らかさと静かさを見せて、広重の画質を、よく出している。遠くの空の茜色など広重でないと出せない色である。

絵の出典:食るり愉るり知多半島

※歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)
浮世絵師。江戸の町火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となったが 現代広く呼ばれる安藤広重(あんどう ひろしげ)なる名前は使用しておらず、浮世絵師としては歌川広重が正しいと言える。
天保3年(1832年)秋、広重は幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。
なお、つてを頼って幕府の行列に加えてもらったとの伝承が伝わるが、実際には旅行をしていないのではないかという説もある[2]。 また、司馬江漢の洋画を換骨奪胎して制作したという説もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Daily Vocabulary(2010/06/20)

2010年06月20日 | Daily Vocabulary
9501.hold off(ためらう、延ばす)
Why are you holding off on this job?
9502.hold in(感情などを抑える)
You will a nervous breakdown if you hold in all that anger.
9503.hold back(控える、思いとどまる)
Aren't you on a diet Hold back on that cake.
9504.hold someone to(人に約束などを守らせる)
You said you'll finish the project and I'm holding you to your promise.
9505.hold up(~を遅らせる、持ちこたえる、持続する)
The kine isn't moving. What's holding us up?
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