フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方 | |
スティーヴン・C・ ランディン,ジョン・クリステンセン,ハリー・ポール | |
早川書房 |
【一口紹介】
◆Amazon.co.jp◆
世の中には、好きな仕事に就いて、毎日が充実している幸せな人ばかりがいるわけではない。むしろ、つまらない仕事に鬱々として、月曜日から週末を待ちわびている人の方が多いかもしれない。そんな仕事を自分たちの心ひとつで楽しくしてしまう具体的な方法を、寓話の形で示しているのがこの本だ。新書版でわずか132ページの小さな本だが、前向きなメッセージが凝縮されている。
その秘訣は、シアトルの魚市場、パイク・プレイスにある。著者たちはその市場がなぜ活気に満ちているのかを探り、そのノウハウを伝えるビデオを作成した。そのビデオは社員教育用ビデオのベストセラーとなり、数々の賞を受賞しているという。そのノベライズが本書である。
本書では活気あるオフィスづくりに焦点を当てているが、その方法は家事でもPTAでも応用できるはずである。楽しく何かをするための秘訣は、あっけないほど簡単。それを魚市場から学ぶという発想自体が、なにやら楽しげだ。秘訣はたった4つに集約されており、どれも難しいことではない。
この本は、意義のある充実した毎日を過ごすための手助けとなる本である。個人がハッピーに仕事ができれば、企業の生産性も高まるという点を見ればビジネス本に分類されるのであろうが、不満だらけの生き方から脱出するという意味では、誰が読んでも楽しい本だといえる。(朝倉真弓)
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
あのライバル会社の元気のもとはココにあるらしい。マクドナルドから米国陸軍まで世界中で4000もの組織が本書で成功!魚市場び学ぶ、オフィスを変える4つのコツ。
【読んだ理由】
就職の模擬面接をやっていて学生さんから教わった。
【印象に残った一行】
イキのいいオフィスへの4つのコツ
※態度を選ぶ
つねにポシティブな姿勢で出社するよう心がけること。
※遊ぶ
オフィスが活気にあふれるような遊び方を取り入れること。
※人を喜ばせる
顧客や同僚に対しエネルギッシュな楽しい雰囲気で接しよう。
※注意を向ける
人があなたを必要としている瞬間を逃さぬよう、いつも気を配ろう。
わたしたちのオフィス
この仕事場に入るときは、今日を素晴らしい日にすることを選択してください。あなたの同僚、顧客、チームのメンバー、そしてあなた自身が、そのことに感謝するでしょう。遊びの方法を考えてください。しかめ面をしなくても真剣に仕事をすることはできます。顧客やチームのメンバーがあなたを必要とするときに注意を向けられるよう、何時も気をくばっていてください。エネルギーが枯渇してきたと感じたときは、効果満点のこの治療方法をためしてください。手助けや支えの言葉を必要としている人、耳をかたむけてくれるだれかをさがして、喜ばせてあげるのです。
【コメント】
興味と関心のある方は是非お読みください。